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「月替わりの献立-9月の季節のおそばとご飯-」 Monthly menu Sep.2023

皆様こんにちは、いつもありがとうございます。

暦上はとっくに立秋も過ぎたというのに、連続ひと月以上の猛暑日更新という、目も眩む様なニュースの昨今です。夜には秋の虫の声も聴き取れますが、彼らも気温や体感温度で『もう、秋だ!』 なんて感じてるんじゃなくて、日照時間の移り変わりで季節を認識しているのだと納得しました。だって毎日嫌と云うほどの熱帯夜ですもんね。彼岸が待ち遠しい今日この頃です。ヤレヤレ。

月変わりですので季節の献立は強制的に「秋」にしました。一新です!

2023年「9月の季節のおそばとご飯」1,500円

 
  • 天ぷら蕎麦

  • 菊飯

  • 豚と茄子のクルミだれ掛け

です。

○天ぷら蕎麦

今回も蕎麦と天ぷらは別々でお出しします。秋の味覚何品か揚げたいと思います。中にちょっと珍しい食材入っているかもです。衣で内容が見えませんのでシークレットです。
過去には” たこ焼き”を揚げたことありましたしね(笑)。熱々を塩で、出汁に浸けて天ぷら蕎麦で、何方でもお好きに召し上がって下さい。

 

○菊飯

これも9月のど定番です。重陽の節句に因んで食用菊を使った混ぜご飯です。炊いた小豆が色目で参加しています。

 
○豚と茄子のクルミだれ掛け
 

おかずの方も節句に合わせて秋茄子を使います。
蒸し豚を台にして、色止めした茄子の上からクルミだれを掛けました。下はポン酢味ですので、割りにサッパリと食べていただけると思います。天に糸唐辛子の赤色です。

こんな感じです。

先月も書いた様に思いますが、季節の食材を『今月はコレっ!』って 書けない時代になってきています。秋刀魚が分かり易い例ですね。海水温の上昇で既存の漁場では漁獲量が激減していますもんね。ただ時期がズレているだけで、棲息数が減っているわけではないのでしょうけどね。
その内に日本でも亜熱帯化が進んで、京都でもマンゴーやパイン、バナナが収穫出来る日が来るかもです。

うちみたいなこんな小さな調理場でさえも、食材の変動で地球異変を感じとれる程です。文明のしっぺ返しが少しずつ訪れているのかもしれませんね。

ちょっと固い話題になりました。とは云いましても味覚の秋に近づいています。

「秋の新蕎麦」を楽しみに今月もひと月、どうぞ宜しくお願い致します。

 

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