年末年始の営業予定
「月替わりの献立」
皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
いよいよ今年も最終月となりました。
先月となんら変わらない動きなんですが師走と云うだけで、ほんとうにせわしなく感じます。体調管理も万全に大晦日まで駆け抜けたいと思います。
さて、季節の献立も替わりました。
「12月の季節のおそばと御飯」1,350円
- 牡蠣餡掛け蕎麦
- 鶏牛蒡飯
- 蕪の酢の物
○牡蠣餡掛け蕎麦
12月の定番となりました。大振りの牡蠣を使い餡掛け仕立てにしました。鰹出汁とけんかしない貝の良い出汁が出ます。芹と生姜の香りも一役かっています。
○鶏牛蒡飯
初めて提供するご飯です。鶏と牛蒡なんてテッパンの取り合わせなのにもう少し早く出せば良かったです!
旬の牛蒡は柔らかく香りも抜群です。甘辛く炊き合わせた混ぜご飯です。
○蕪の酢の物
生の小蕪の甘さを出したくて酢の物にしました。
帆立や烏賊といった海鮮と共に甘酢漬けになっています。
歯ごたえや歯触りの良いおかずです。
この組み合わせで行きたいと思います。
尚、年末の仕込みの都合上、最終週の途中までの提供となりますことご容赦下さい。
年末最後までの一月間宜しくお願い致しますm(_ _)m
「一枚目、二枚目、三枚目!」
皆様こんにちは、いつもありがとうございます。
今年も早、カレンダーの最後のページ二段になりました。(こう書くのさえせわしないですが………..)。
先月の終わりに、二年間耐震補強工事のため休館していた京都南座に久しぶりに「まねき」が揚がりました。
「まねき」とは、京の師走の風物詩「吉例顔見世興行」の開幕前に劇場の正面に揚げられる、出演歌舞伎役者の名前が記された木看板の事です。
例年通りですと、年末のひと月公演ですが、今年は南座が約三年間の休場を経ての再開場でしたので、11,12月の二ヶ月公演が行われました。そのため、ひと月早いお目見えとなったのです。
読んで字のごとく、お客様を招き寄せるようにと付いた縁起の良い名前ですね。
さて、今回はこの「まねき」にまつわるお話。最後までお付き合い下さい。
ハンサムやカッコいい男の人を二枚目と呼んだり、醜男(器量の悪い男)やお笑い担当の人の事を三枚目といったりしますよね。実はこの言葉「まねき」に由来してるらしいのです。
江戸時代、歌舞伎小屋には俳優の看板(名前だけではなく、場面や所作事の切り取り、今でいうサムネイル的な看板)が揚げられてたそうです。
この看板が全部で八枚あって、そこに登場する役者は人気や実力があるという証ですので、それこそ大看板ですね。
その看板の一枚目から八枚目まで、それぞれ役割が決まっている様です。
- 一枚目・・・・・・トップですので当然主役ですね
- 二枚目・・・・・・若くハンサムで色事担当
- 三枚目・・・・・・道化、お笑い担当
- 四枚目・・・・・・まとめ役、中堅役者
- 五枚目・・・・・・そのお話、物語での敵役
- 六枚目・・・・・・憎めない敵役
- 七枚目・・・・・・全ての悪事の黒幕
- 八枚目・・・・・・座長、元締め
こんな順番になってたみたいです。
なぜかこの二枚目、三枚目だけが残って、今も使われてるみたいですね。
因みに得意な事を十八番(おはこ)と呼ぶのも、歌舞伎の言葉で成り立ってるみたいですよ。何もお芝居に限らず普段の環境においても、この八通りの人物で生活出来てるんじゃないかと思えてきます。
皆さんはさしずめ何枚目辺りですか?
秋も深まり初冬をむかえ、食材も美味しくなってきました。
当店もあの手この手で「まねき」ならぬ「しながき」を看板に揚げておりますが
何と申しましても一枚目の主役、お客様が入って来られませんと開幕できません。
「招き猫」の手も借りたい程の大入りを期待して師走を迎えたいと念います。
「えっ、誰がいうてんにゃってですか?」
「ハイ、終始三枚目を相務めます 当店店主にござりまするぅ~」<m(__)m>
「月替わりの献立」
皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
朝晩の涼しさと、街路樹の葉の色付きで秋を感じられるようになってきました。
11月になりました!季節の献立も替わります。
「11月の季節のおそばと御飯」
- 鱈(タラ)と水菜のおそば
- 舞茸とサツマイモのかき揚げ天丼
- 麩と菊菜・シメジの白和え
です。
○鱈と水菜のおそば
鱈。多分この魚は初めて使う食材だと思います。秋から冬にかけての鍋やソテーに重宝する白身魚です。
食べやすいように葛たたきにしてみました。ポロッと身の崩れる食感で、柔らかい水菜とも好相性な温かい種物です。
○舞茸とサツマイモのかき揚げ天丼
舞茸は香りを重視したかったので、今回は天ぷらにしての提供です。サツマイモの甘味も加味して、香ばしい天丼に仕立てました。銀杏のもっちりもプラスです。熱々をどうぞ!
○麩と菊菜・シメジの白和え
柔らかくなってきた菊菜と、きめ細かい麩とで白和えにしました。麩は出汁で炊いてありますので、噛みしめるとジュワッと染み出してきます。豆腐の香りと菊菜のほろ苦さが出合う秋の和え物です。
こんな感じでひと月ご用意させていただきます。
季節の変わり目、体調も崩しやすいと思います。
お風邪など召しませんように、お身体ご自愛下さい。
今月も宜しくお願い致しますm(_ _)m