「月替わりの献立-3月の季節のおそばとご飯-」Monthly menu Mar.2022

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
往来に面した庭木の新芽も綻び始めて、ようやくはんなりした季節に
移っていくのだと感じていますが、依然としてウィルスとの戦いの収束は
見えず、あろう事か今度は人為的な紛争や殺戮のトップニュースの毎日に
とても春の陽気な挨拶は出来そうにありません。
何方とも収束を願うばかりです。

3月です、季節の献立も一新です。

2022年「3月の季節のおそばとご飯」1,450円

  • 蛤蕎麦
  • 蛸飯
  • 新玉ねぎと鶏胸肉の南蛮漬け

今年は虫偏の献立が二つもエントリーしました(笑)

○蛤蕎麦

3月と云えば桃の節句。お雛様の貝合わせに因んで蛤を使いました。見た目だけじゃなく良い出汁が溶け出します。今年は柔らかい新キャベツの布団の上にのせて菜の花にも蝶々が寄って来ています。

○蛸飯

冬が旬な真蛸ですが湯がきますと桃色になりますので此方も節句に因んで混ぜご飯にしました。歯触りが変わる様に細目大根も一緒に入っています。
天に三つ葉の色と香りです。

○新玉ねぎと鶏胸肉の南蛮漬け

甘くて柔らかい新玉ねぎを、生で食べて欲しくてサラダ仕立てになっています。朝引きの鶏胸肉はパサ付かず、
とてもしっとり甘酢と絡みます。玉ねぎはポン酢味がついています。
天はスナップエンドウの緑です。

とこんな感じです。

春めいてきたら遠出もしたくなるのになかなか歯痒いです。
せめてこの措置が解除になるのを期待して3月もひと月
どうぞ宜しくお願い致します。

「月替わりの献立-2月の季節のおそばとご飯-」Monthly menu Feb.2022

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
月替わりです。どう云う訳か今年の1月は、個人的には”行く”と云う程には速くありませんでした。やはり普通ではない状況がそうさすのかもしれません。先述しました様に、当店は認証申請しませんでしたので、時短とアルコール類の提供は全面的に停止しての営業となっております。いったいどれ程の効果があるのか甚だあやしいものですが、決まった事ですので期間中はどうか辛抱していただいてご協力下さい。

さて、2月のメニューです。

2022年「2月の季節のおそばとご飯」1,450円

  • 菜の花玉子とじそば
  • 節分豆ご飯
  • 鰯の天ぷら
  • 畑菜の辛子和え

です。

○菜の花玉子とじそば

例年ですと油揚げの”きつねそば”で節分をイメージですが今年は菜種の油を玉子に吸わせて、少しコクのある”きざみそば”にしてみました。アブラナ科独特の香りが特徴です。

○節分豆ご飯

12ヶ月の中でも、とっても受けの良いご飯です。煎り大豆の香ばしさが身上の混ぜ飯です。
天に鬼のパンツです(笑)

○鰯の天ぷら

中羽鰯を3枚におろして揚げてあります。相方は今年は“さきイカ”が務めます。いわゆる”スルメ”の天ぷらです。お塩でどうぞ。

○畑菜の辛子和え

イレギュラーで今回、香の物の代わりにゆがいてあります。キツ目の辛子で和えました。旬の野菜は甘いですよ!
天に炒りごまです。

こんな献立です。

何時もですと、不都合や厄介事を鬼に見立てて退散願う豆まきですが昨今の鬼には何粒投げても効きそうにありません。
信心事をも凌駕する目に見えない敵は、もはや共に生きていかなくてはならなそうです。
店の方も約束事は守りつつ営業していきますので、どうかご協力お願い致します。

今のところ閉店時間も30分早くて19時30分迄です。
ご迷惑掛けますがどうぞ宜しくお願い致します。

「月替わりの献立-1月の季節のおそばとご飯-」Monthly menu Jan.2022

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
新年初めてのご挨拶です。旧年中は多数のご来店誠にありがとうございました。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。

長い間お休みしてすいませんでした、今年も中頃から始めさせてもらいます。

2022年「1月の季節のおそばとご飯」1,450円

  • かちん蕎麦
  • ちらし寿司
  • 小蕪と牛肉の炙り焼き他…

毎年になりましたが今年もミニ三段重での提供です。
お正月の月ですので、見た目もちょっと、はんなりとして
皆さんの受けも良さそうです。

○かちん蕎麦

かちんという程、餅推しではありませんが、すましの雑煮のイメージで具材としました。
餅の白と金時人参の紅でお目出度さも演出です。
黄柚子の香りも一役プラスです。

○ちらし寿司

毎年同じ事ですが、漬けの魚乗せてみました。
寿司飯もさること乍ら、志っぽく用の冬子椎茸がいい味出してます。
三つ葉の香りと共に頬張って下さい。

○小蕪と牛肉の炙り他

ちょっと書き様が難しかったのでこんな出だしですが、ちょっとしたお節の具の重です。
数の子、黒豆、叩き牛蒡等、日によって献立も変わるかも知れません。

○甘い物

甘味少し付けてみました。
今回は、今年の干支と同じ屋号のお菓子屋さんの羊羹等を切って置きました。
後の一服にどうぞ。

お待たせした分、少しだけ張り込んでみました。
値段以上やなぁ〜って思っていただけたら嬉しいです。

今年もまだまだマスクを外せそうじゃないですが、少しづつでいいんで
何事も上昇して行く年に出来たら良いのにと思っています。
昨年同様、いや増してご贔屓下さいます様、宜しくお願い致します。

「月替わりの献立-12月の季節のおそばとご飯-」Monthly menu Dec.2021

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
常套句ではありますが、早いものでもう最終月となりました。
コロナウィルスの方も随分と規制緩和されたとはいえ今年も最後まで見えない敵と戦ってきた一年でした。
その敵は、またしても強い姿に変異してアフリカ、欧州諸国で猛威を奮っている模様で、日本にも上陸すると瞬く間に感染列島になる事は目に見えています。
新年を穏やかに迎えられるか、いささか不安なところです。
そんな師走の献立は

2021年「12月の季節のおそばとご飯」1,450円

  • 牡蠣餡掛け蕎麦
  • 鶏ごぼう飯
  • 蕪とサーモンの酢の物

です。定番なものばかり並べておりますが、どうぞお付き合い下さい。

○牡蠣餡掛け蕎麦

牡蠣が得意じゃない方ゴメンなさい。
寒い12月に温まっていただきたくて餡仕立てにしてありますが牡蠣特有の貝エキスと鰹出汁の相性がバツグンですので冬の定番と なっております。
今年は豆腐も参加しています。緑は芹でとじました。

○鶏牛蒡飯

鶏もも肉と金時人参、穂先牛蒡を細かくして出汁で炊いてあります。
今回は甘辛くせず、薄味に仕立てました。天の黄柚子が決めてです。

○蕪とサーモンの酢の物

小蕪が出回っている間はそれを使ってのあちゃら漬けです。スモークサーモンとイクラの醤油漬けをサンドしてあります。
たまにイクラがカニ身に変更するかもです。蕪の甘さを堪能出来ますよ。

こんな調子です。
先述しましたが未だ予断を許さない状況で、第6波が来るかもの不安はずっとあります。
それにしましても時短営業やテイクアウトのみ、アルコールの提供禁止など色々ありましたが、最後まで続けられて本当に良かったです。
お客様あっての店だと、あらためて痛感した一年でした。
ありがとうございます。

12月ですので最終日には「蕎麦屋の一番長い日」が待っています。
又早いうちに晦日蕎麦の予約や、年末年始のご案内をさせていただきます。
「季節のおそばと御飯」本年も一年ありがとうございました。
年末はクリスマス位迄の提供で、明けは一月中旬からの再開予定です。
最後まで宜しくお願い致します。

「月替わりの献立-11月の季節のおそばとご飯-」Monthly menu Nov.2021

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
もう月の替わり目のご挨拶をしなければなりません。(^-^;

緊急事態宣言も明けて、少しずつ日常が戻りつつある様に感じます。
とは言いましても、お顔の表情を直ぐに読みとれる程の常にはまだ遠そうです。
さて11月です。月替わりの献立も仕様が変わります。

2021 11月の季節のおそばとご飯」1,450円

  • 花巻蕎麦
  • 豚肉と木の子の天丼
  • さつま芋の変わり白和え

です。

○花巻蕎麦

この名前も以前よりは随分と浸透した様に思います。
かけそばに焼き海苔と山葵を乗せただけの、いたってシンプルながらとても香りの良い蕎麦です。
店主の好みで、一年の内何処かで使いたい種物なんです。
海苔を磯の波の花に見立てた名前の由来が有力ですが
ネーミングも洒落てますね。
蓋付きの器で供される場合もあります。

○豚肉と木の子の天丼

お蕎麦があっさりですので、ご飯物は油を使いました。
秋の木の子と豚ヘレ肉を揚げた天丼です。
多分初お目見えだと思います。
アッツ、アツをどうぞ。

○さつま芋の変わり白和え

旬のさつま芋。蒸して豆腐と白和えにしました。
変わりと記しましたのは少し酸味をプラスするのに
ヨーグルトと粒マスタードを使った事です。
ちょっと白ワインに合いそうな味に仕上がりました。天にディルの葉の香りです。

こんな感じです。
去年と違って、今年は紅葉の人出も期待出来そうですが
反面まだまだ恐い思いもあります。
なかなか経済との両立は容易くないなと思った一年でした。

さぁ、蕎麦も新蕎麦になりました️米も新米で炊いてます
美味しい秋はいっぱいありますよ。
まぁ、調理してる男はめっぽう古くなってきてますが
そこはご辛抱いただいて、今月もひと月宜しくお願い致しますm(_