「月替わりの献立-12月の季節のおそばとご飯-」Monthly menu Dec.2021

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
常套句ではありますが、早いものでもう最終月となりました。
コロナウィルスの方も随分と規制緩和されたとはいえ今年も最後まで見えない敵と戦ってきた一年でした。
その敵は、またしても強い姿に変異してアフリカ、欧州諸国で猛威を奮っている模様で、日本にも上陸すると瞬く間に感染列島になる事は目に見えています。
新年を穏やかに迎えられるか、いささか不安なところです。
そんな師走の献立は

2021年「12月の季節のおそばとご飯」1,450円

  • 牡蠣餡掛け蕎麦
  • 鶏ごぼう飯
  • 蕪とサーモンの酢の物

です。定番なものばかり並べておりますが、どうぞお付き合い下さい。

○牡蠣餡掛け蕎麦

牡蠣が得意じゃない方ゴメンなさい。
寒い12月に温まっていただきたくて餡仕立てにしてありますが牡蠣特有の貝エキスと鰹出汁の相性がバツグンですので冬の定番と なっております。
今年は豆腐も参加しています。緑は芹でとじました。

○鶏牛蒡飯

鶏もも肉と金時人参、穂先牛蒡を細かくして出汁で炊いてあります。
今回は甘辛くせず、薄味に仕立てました。天の黄柚子が決めてです。

○蕪とサーモンの酢の物

小蕪が出回っている間はそれを使ってのあちゃら漬けです。スモークサーモンとイクラの醤油漬けをサンドしてあります。
たまにイクラがカニ身に変更するかもです。蕪の甘さを堪能出来ますよ。

こんな調子です。
先述しましたが未だ予断を許さない状況で、第6波が来るかもの不安はずっとあります。
それにしましても時短営業やテイクアウトのみ、アルコールの提供禁止など色々ありましたが、最後まで続けられて本当に良かったです。
お客様あっての店だと、あらためて痛感した一年でした。
ありがとうございます。

12月ですので最終日には「蕎麦屋の一番長い日」が待っています。
又早いうちに晦日蕎麦の予約や、年末年始のご案内をさせていただきます。
「季節のおそばと御飯」本年も一年ありがとうございました。
年末はクリスマス位迄の提供で、明けは一月中旬からの再開予定です。
最後まで宜しくお願い致します。

「月替わりの献立-11月の季節のおそばとご飯-」Monthly menu Nov.2021

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
もう月の替わり目のご挨拶をしなければなりません。(^-^;

緊急事態宣言も明けて、少しずつ日常が戻りつつある様に感じます。
とは言いましても、お顔の表情を直ぐに読みとれる程の常にはまだ遠そうです。
さて11月です。月替わりの献立も仕様が変わります。

2021 11月の季節のおそばとご飯」1,450円

  • 花巻蕎麦
  • 豚肉と木の子の天丼
  • さつま芋の変わり白和え

です。

○花巻蕎麦

この名前も以前よりは随分と浸透した様に思います。
かけそばに焼き海苔と山葵を乗せただけの、いたってシンプルながらとても香りの良い蕎麦です。
店主の好みで、一年の内何処かで使いたい種物なんです。
海苔を磯の波の花に見立てた名前の由来が有力ですが
ネーミングも洒落てますね。
蓋付きの器で供される場合もあります。

○豚肉と木の子の天丼

お蕎麦があっさりですので、ご飯物は油を使いました。
秋の木の子と豚ヘレ肉を揚げた天丼です。
多分初お目見えだと思います。
アッツ、アツをどうぞ。

○さつま芋の変わり白和え

旬のさつま芋。蒸して豆腐と白和えにしました。
変わりと記しましたのは少し酸味をプラスするのに
ヨーグルトと粒マスタードを使った事です。
ちょっと白ワインに合いそうな味に仕上がりました。天にディルの葉の香りです。

こんな感じです。
去年と違って、今年は紅葉の人出も期待出来そうですが
反面まだまだ恐い思いもあります。
なかなか経済との両立は容易くないなと思った一年でした。

さぁ、蕎麦も新蕎麦になりました️米も新米で炊いてます
美味しい秋はいっぱいありますよ。
まぁ、調理してる男はめっぽう古くなってきてますが
そこはご辛抱いただいて、今月もひと月宜しくお願い致しますm(_

「月替わりの献立-10月の季節のおそばとご飯-」Monthly menu Oct.2021

10月の季節のおそばとご飯1450円

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
暑さ寒さも彼岸まで……。言い得て妙なこの表現も少し変わってきている感はありますが、朝晩は随分過ごし易くなりました。
天候に大きく左右されますが、旬の食材で季節を伝えるのも難しくなってきました。

さあ、秋の入り口です!月が変わります。季節の献立も新しくなります。

 

2021 10月の季節のおそばとご飯」1,450円

10月の季節のおそばとご飯1450円

  • 秋鮭のかき玉蕎麦
  • 栗ご飯
  • 柿なます

です。

○秋鮭のかき玉蕎麦

所謂、鮭入り「けいらんそば」です。
秋鮭そのままでは淡白ですので味噌で甘辛く炊いて味付けしました。
鮭のほぐれ身が餡掛けと良く絡みます。
こう見えてお初提供の種物です。

○栗ご飯
10月のど定番ご飯です。
ゴロゴロ栗じゃなくてパラパラ栗の出汁混ぜご飯です。
オノマトペが過ぎますね。
天に新銀杏です。

○柿なます

こちらも大定番のおかずです。
未だ固いうちの柿を使ったなます。シャキシャキの歯触りと口中に広がる柑橘の香りが秀逸です。

まあ、昨年とほぼ変わらない内様ですが、餡掛けの登場等は秋めいて来てますね。
お客様のリクエストの多い種物や、食材ばかりです。
その食材がこれからは美味しくなる季節です。
早く厄介な敵の攻撃が収束して、口を覆わずに食したいものです。

この献立でひと月宜しくお願い致します。m(_ _)m

「月替わりの献立-9月の季節のおそばとご飯-」Monthly menu Sep.2021

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
ぼちぼちと、秋刀魚の姿を魚屋さんで見掛ける時節になりましたが依然として熱中症を心配する暑さと、感染拡大が止まらない厄介な代物との攻防が続いています。当店も酒類の提供を停止していますので、何かこう、片方の靴を履かずに歩いている様な、又ボタンを掛け違えたシャツを着ている様な完全体ではない形態が歯痒いです。

さて、9月の段取りです。月替わりの献立も変わります。

 

2021 9月の季節のおそばとご飯」1,450円

  • 天松蕎麦
  • 菊花飯
  • 茄子と蒸し豚肉の胡桃だれ掛け

です。

○天松蕎麦

通年ですと鶏肉と松茸の種物ですが、今年はちょっと趣向を変えて松茸の天ぷらでいこうと思います。
他の野菜や魚の天種は、その日の仕込みで変わりますのでお楽しみに!
汁蕎麦と天ぷらは別盛りでお出ししますのでお好きな様に召し上がって下さい。
汁蕎麦の緑は青柚一片です。

○菊花飯

9月の重陽の節句に因んで、食用菊を使った混ぜ御飯です。
黄色一色だけでは物足りないので小豆の赤色に助けてもらっています。

○茄子と蒸し豚肉の胡桃だれ掛け

見た目より割に濃いおかずです。
秋茄子を翡翠に色良く留めて、豚肉と一緒に胡桃ペーストを掛けてあります。
下はさっぱりポン酢味で、上は濃厚な木の実ソースです。天の赤はクコの実です。

こんな感じです。

調理場に松茸や柚子が登場しますと途端に秋の様相になりますし、今までさんざん夏の魚として、又祭魚として扱ってきた鱧も松茸と云うパートナーを迎えますと、鍋料理や土瓶蒸し等に化けていきます。
同じ食材でも季節の相方が変わる事で違う味になるのが面白いものです。

ちょっと個人的な談ですが、8月の終わりには仁鶴さんもお亡くなりになって落語好きとしましては寂しい想いもしております。
月が変わって一つでも明るい話題が出てくると良いなぁって思う今日この頃です。
お客様もどうぞ体調管理に留意されて秋をお迎え下さい。
今月も最後まで宜しくお願い致します。

「月替わりの献立-8月の季節のおそばとご飯-」Monthly menu Aug.2021

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
早朝から大音量の蝉時雨が、目覚ましの代わりになる正に盛夏到来です!
バカ店主一番苦手な季節です。
世の中の情勢は相変わらずで、もはや意味の無い感染対策を講じてはいますが、此方の成果は今ひとつの様で、またしても時短と、酒類の提供禁止命令が発令
されました( ヤレヤレʅ(◞‿◟)ʃ )
暑さはそのうち良い気候に移りますが、いまひとつの方も準じて行って欲しいものです。

さて、葉月です。季節の献立も新しくなります。

 

2021 8月の季節のおそばとご飯」1,450円

  • 夏野菜と鶏笹身の冷そば
  • トウモロコシ御飯
  • 鱧と賀茂茄子の炊き合わせ

です。

○夏野菜と鶏笹身の冷そば

去年の夏も提供しました、山形県の郷土料理「ダシ」を真似て蕎麦の種にしました。微塵に切った胡瓜、茄子、大葉、茗荷を「がごめ昆布」 と一緒に麺出汁に浸けてあります。 シャリシャリと歯に心地好い食感です。身体を冷やす野菜が沢山入ってますのでスゥ〜っと汗引きますよ。鶏笹身の胡麻ポン酢和えと一緒に混ぜて召し上がって下さい。

○トウモロコシ御飯

此方も毎年恒例の人気御飯です。焦げ目を付けて出汁で炊いたトウモロコシを使った混ぜご飯です。バター一片添えておきますので途中で入れてコーンバター御飯にして食べてみて下さい。ちょっとコクがプラスされますよ。

○ 鱧と賀茂茄子の炊き合わせ

真面目な炊き合わせ作ってみました。旬の賀茂茄子と焼鱧のコンビです。茄子は揚げ浸しにしてキンキンに冷えています。焼鱧は注文を受けてから再度蒸しあげてアツアツで。利休麩と赤蒟蒻で色も寄せました。季節の鉢に仕上がっていると思います。

以上です。
前述しました様に、冷えたビールが一番恋しいこの時期にこの発令です(>_<)
正直本当に辛いです。
大勢さんのご来店で密になるのも怖いし、かと言ってお見えいただかないと困るしで、この板挟みには慣れたくありませんが、今回もこれが最後と思ってお上のお達しに従います。何度目の足かせか忘れる程ですが、今一度辛抱して下さい。

時短の要請もありますので、営業時間変更等はHPで随時お知らせさせていただきます。

生命に関わる程の酷暑です!暑さ対策万全でお越し下さい。
店内もエアコン効かせてお迎え致します。
今月も宜しくお願い致しますm(_ _)m