皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
京都も梅雨入りした様子で、なんでも5月中の入梅は10年振りやそうです。
店先の街路樹脇の紫陽花も、ここ一番張り切って開花しました。
やはり雨の似合う植物で、美しい姿でお客様をお迎えしている感じです。
ひと雨一雨暑い季節に近づいて行くと思うと、花の鑑賞に腕組みばかりしていられませんね。
さて、季節の献立も次の時節に移ります。
5月は途中からの始まりでしたのであっという間に6月です。毎年の事ですが、店内もエアコンを効かせて湿度を下げる様に努めていますので、今回は温かい種物での提供にしました。
2023年「6月の季節のおそばとご飯」1,500円
- 花巻そば
- 谷中飯
- 夏野菜の焼浸し
○花巻そば
これも6月の定番となってしまいました。
かけ蕎麦に海苔と山葵を乗せただけの、いたってシンプルな種物なのですが、海苔も山葵も旬からは外れていますし季節のおそばと云うには叱られてしまいそうですがどうにもこの“香り良し”の種物が大好きな、作り手の好みだけです。
今回は貝柱も応援に来て混浴してくれています。味と香り、そして生姜御飯との相性もバッチリです。
○谷中飯
これは旬のど真ん中の新生姜の混ぜご飯です。
一番出汁と塩だけで炊いてあります。口に入れるとサッパリと、食欲そそるご飯です。
○夏野菜の焼き浸し
今年はお野菜を焼いてから出汁に浸しました。
野菜の甘みと食感を直に感じ取れる冷し皿です。焼き鮭も加わって少しだけ脂分プラスです。
こんな感じです。少し淡白なセットかなと思いますが、夏本番にはスタミナ食になるでしょうから、今回は胃腸に優しい献立でお召し上がり下さい。
シトシトと足元悪い中のご来店になりますが、又ひと月どうぞお付き合い下さい。