皆様こんにちは。何時もありがとうございます。
早くもひと月経ちまして、月替わりのご案内となりました。
3月は桃の節句です。数あるそれの中でも一番はんなりとした
やはり女の子の行事だなぁと思います。
節句とは?って調べてみますと「季節の節目となる日」とあります。
奈良時代に中国から伝わった「陰陽五行説」が由来の年中行事を行う
節目の日です。中でも名前に桃がついたり、別名「雛祭り」と言ったりと
優しい節句の気がしますね。
しかし、昨今の気温や気象変化を見てみますと、随分と早まって
必ずしも当てはまる気がしませんね。
今年は特に暖冬の影響で、此方でも本当に底冷えしたって日は
数えるほどほどでしたしね。
寒さに耐えて、やっと待ちわびた春が来たって云う実感に欠ける
様にも思います。
でも確実に月は変わります。花月・花見月・桜月等、綺麗な別名を持った
3月です。季節の献立も一新です!
「3月の季節のおそばと御飯」1,500円
- 蛤蕎麦
- 春キャベツと鮭の酒粕飯
- てっぱい
とお雛さんに因んだ構成にしました。
蛤蕎麦
沢山あるそれの中でも頗る良い出汁の出る貝です。
ひな祭りには欠かせない食材ですので菜の花を対にした種物にしました。
例によって蝶々も飛ばしてあります。
春キャベツと鮭の酒粕飯
今回も初提供の御飯です。白酒になぞらえて酒粕を使ってみました。
下味を付けた新キャベツと鮭に、オリーブオイルを混ぜ合わせた酒粕を炙って混ぜました。
お酒が苦手な方には少し食べにくいかもしれませんがそんなに強烈な臭いも無くて割に上品に仕上がっていると思います。
あ、それと酒好きが作っていますんで、酒粕はちょっと張り込んであります(笑)
てっぱい
いわゆる、酢味噌和えです。「ぬた」とも言いますね。
今回は油揚げと分葱を使いました。旬ですのでタコやホタルイカ等の海鮮も参加です。
こんな感じで、例年通りのメニューですがどことなくマイナーチェンジさせてあります。
お客様に「来月はこの食材を使うんでしょ!」って先に云われますと天邪鬼ですので絶対使わないでおこうと思いますし、何とか違う食材で目新しさを出そうと考えます。
それが良い結果を産めば良いのですが。
先述しましたが少し気候がズレてきている様にも思います。
これからの京都の春も見どころ満載ですよ。
梅・桃・桜と順に追っかけてお出掛け下さい。
今月もひと月どうぞ宜しくお願い致します。