「月替わりの献立-9月の季節のおそばと御飯-」 Monthly menu Sep. 2025

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。

残暑、と云いますか猛暑、酷暑と云いますか、いずれにせよお見舞い申し上げます。
出汁を引く作業、蕎麦・うどんを打つ仕込み、どちらも割に好きな仕事で毎日楽しく作っているんですが、今年ほど両方の仕込み作業が億劫だと思った年はありません。朝早くの気温がそこまで上がらない時間帯を選んでの仕事ですが随分と体力を消耗しましたし、開店の頃には疲れてしまってる事が何日もありました。

なかなか先の見えない予報に辟易している今日この頃です。
無理から秋の献立にした感じですが、月変わりです。

涼しいメニューも一新します。

「9月の季節のおそばと御飯」1,500円

  • 鶏とキノコ蕎麦
  • さつま芋飯
  • 魚の南蛮漬( 鮭 鰈 鯖等)


鶏とキノコ蕎麦

好相性の定番温種物です。
香りが身上なので入荷出来る限り松茸を使いたいと思っています。
水魚の交わりは今回も酢橘が努めます。


さつま芋飯

今回は焼き芋を細かくして、軽く出汁で炊いた混ぜご飯です。ほっくりと甘い仕上がりになりました。
黒胡麻が彩りと香りで参加します。


 魚の南蛮漬

何の魚か書けないところが昨今の困り事です。

旬の魚が、決まってひと月入荷出来るか否かというところが季節がずれてきているなと思う要因です。秋鮭、或いは鯖、鰈になるかもしれませんがそこは少しお楽しみと言う事でご容赦下さい。

こんな風に、季節の献立なのにピタッとはまらなくなってくるなんて自然にはどうしても敵わないものです。それならそれで開き直って、その時に一番美味しい食材で考えるしかなさそうですね。
この調子だと秋の新蕎麦もずれこんで真冬蕎麦って名称変更になるかもですね。この食材を使うと季節はこれッ!って感覚は大切にしたいものですが、それも何十年かすれば今と大きく変わる様な気がします。
その内上賀茂の畑で普通にキュウリの横でパイナップルを収穫しているなんて日が訪れるかもですね。そうなったら当店も、パイナップルを器に見立てたタイ料理みたくそんな丼でも考案して季節の献立に加えたいと思います。

予報を見ていますと、11月初め頃迄暑いのだそうです。
まだまだ気を抜けません。身体の管理を徹底なさってください。

おまけに、この間内科の先生が、コロナが又劇的に流行っていますから、基本的な予防は引き続き守って下さいって仰ってました。手洗いうがいは必須、体調の悪い人には近づかないのが基本やそうです。

なんやこの猛暑とコロナって直ぐに結びつきませんね。
暑いのに風邪の症状が出るのも不思議な感じです。

バカ店主は毎晩のアルコール消毒に期待を込めて、例年より少しだけ多くいただいている今日この頃です。

そんな訳で体調管理バッチリですので、又ひと月どうぞ宜しくお願い致します。

それともう一つ、9月からひと月に一度だけ連休を設けたいと思います。
人手不足とスタッフの休息の両面からの考えです。
どの週になるか月始めに、ブログカレンダーに記しますので確認して下さい。

勝手申しますがどうぞご容赦下さい。

「月替わりの献立-8月の季節のおそばと御飯-」 Monthly menu Aug. 2025

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
冒頭の季節の挨拶は爽やかに始めたいところですが、昨今の連日の酷暑はその話題無しでは語れない程のニュースです。
全国の中でも京都はトップクラスの暑さで、7月中で猛暑日が24日となり、過去最多となったらしいです。因みに最高気温が30℃以上の日を真夏日、35℃以上の日を猛暑日と呼ぶんやそうです。正直、体温以上の気温は堪えますし店内のエアコンも効きが悪くなりますし、調理場は専らサウナ状態です。
そんな中でもご来店いただくんですから、グチってもと思いますが……。
お客様の注文も8割がた冷たい麺の所望です。
そんな訳でして、8月の季節の献立も冷製で考えました。

「8月の季節のおそばと御飯」1,500円

  • 鬼おろし蕎麦
  • トウモロコシ飯
  • 冬瓜の冷しおでん

鬼おろし蕎麦

今月も冷麺です。鬼おろしと、冷たい豚しゃぶのぶっ掛けです。
豚は新生姜と一緒に出汁で炊いて冷しました。上からさっぱりと梅肉を垂らしてあります。鬼おろしの天は青柚子、横に花鰹の出番で最強トリオの完成です。
何故、鬼おろしって呼ぶかと言いますと、おろし金の刃が目の粗いギザギザであたかも鬼の歯の様に見える事でそう呼びます。ですので普通の大根おろしとは異なり、水分も出にくくなりますしシャキシャキと歯触りも良く繊維を壊しすぎないので辛さも抑えられます。
でも、おろす時には指に注意です。なんせ鬼の歯ですしね!
染めおろしには時期が早いですもんね。

トウモロコシ飯

今年も使います。蒸して、炙って、むしって、出汁で炊いたコーン。
プチップチッと小気味良い食感が混ぜご飯に合います。
今回は天にフライドオニオンを置きました。
歯触りも変わったり、コクも出たりして美味しいですよ。
天には別添えにしたバター一片、味変も試してみて下さい。

冬瓜の冷しおでん

おかずも冷たくしました。冬瓜をメインに色々と出汁で炊いてあります。
野菜、練り物、コンニャク、中身は少しずつ変化しますが冷しおでんです。
辛子も添えましたのでお好みでどうぞ。

こんな感じです。割に良くまとまっていると思います。
今月もひと月宜しくと云いたいのですが、先月から土・日・祝の提供を休止させてもらいました。今月もそれに加えてお盆期間中も休止としますし当店の夏休みもあったりして、正味の提供は10日程です。
人手不足と繁忙が重なったとはいえ、勝手なお願いで申し訳ありません。
心待ちにしていただいているお客様には心苦しいですが、どうかご容赦下さい。

さて、冒頭の続きですがお車でのお越しが殆どとはいえ、出掛けて食べようかと思っいただけるだけで有難いです。殺人的な温度の日中です!
熱中症にはくれぐれもご配慮下さい。当店スタッフも充分気をつけていますが中でもこの文章を書いております、バカ店主張本人が一番暑さに弱うございます。
ここ何十年、毎年この時期は南半球に引っ越して、向こうで営業した方が良いんじゃないかと思ってきましたが一度も叶わずです。なんせ、先だつものがいりますしね。
この上はサマージャンボに期待しないと仕方ないと思う今日この頃です。
でも、売り場に行くのが暑うございますしね (汗)
今月も宜しくお願い致します。

追記 

8月18日(月)〜21日(木)夏休み致します。
ご予定のお客様にはご迷惑お掛けしますが
ご容赦下さい。

「月替わりの献立-7月の季節のおそばと御飯-」 Monthly menu July. 2025

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
爽やかな時候のご挨拶といきたいところですが、なんと早くも梅雨明けの発表があり、去年より22日も早いようです。大抵祇園祭の宵山辺りで蜘蛛の子を散らす様な夕立ちで、最終の感じですのに今年は最速です。ということは、これからずっと暑い日が続くということですね。
まったく、ウンザリする様なシーズン到来です。

さて、月替わりです。京都はお祭り月を迎えます。
季節の献立も少しだけそれに順じてみました。

「7月の季節のおそばと御飯」1,500円

  • 冷や汁そば
  • 枝豆ご飯
  • 賀茂茄子と鱧の冷し鉢

冷や汁そば

宮崎県の冷たい郷土料理を真似してみました。
練り胡麻と味噌を出汁で伸ばして付け汁としました。
具材にキュウリ、茗荷、大葉、白身焼き魚と身体を冷やす効果も期待してのつけ麺です。キンキンに冷やしておきますので汗も引くと思います。つけ麺と書きましたが蕎麦の方にぶっ掛けていただいても美味しいと思います。

枝豆ご飯

7月の定番です。湯がき枝豆の混ぜご飯です。
今年は天に柴漬けを置きました。

賀茂茄子と鱧の冷し鉢

おかずも冷製でいきます。ここでお祭りの魚、鱧の登場です。
賀茂茄子を揚げ浸しにして脇にトマトと焼き万願寺を配しました。焼き鱧はもう一度蒸しあげてありますので温かく食べていただけます。天には梅ジュレで涼を呼びました。

こんな仕様で涼しさ全開の献立です。
冷や汁なんて初めての挑戦でしたが、胡麻と味噌と出汁ですので蕎麦に合わない訳ありませんでした。
キュウリと茗荷のシャリシャリがなんとも!
大葉の香りもなんとも!
気に入っていただけると良いのですが。

暑いのも通り越して酷暑です。熱中症対策万全でお出掛け下さい。またひと月どうぞ宜しくお願い致します。

追記

ホームページにも記しましたが、こんな気候です。テイクアウトは暫く休止とさせて下さい。お渡ししてしまえば此方の手を離れますので、後は……。とも思いますが、火の入っていない物もありますので、腐敗や食中毒がやっぱり怖いです。手と目が行き届く店内だけとさせて下さい。 勝手申しますがどうぞご理解ください。

「月替わりの献立-6月の季節のおそばと御飯-」 Monthly menu June. 2025

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。

紫陽花の季節になってきました。昨今のニュースでは夏の気温は今年も平年並みの高温やそうでして、聞くだけで暑さが苦手なバカ店主は溶けてきそうです。

毎年この文面もこの時期一緒の内容ですが、梅雨時分は投稿までジメジメしてきそうで爽やかさはありません。調理場の温度も湿度も上がってきましたので、一番怖い食中毒や腐敗に細心の注意を払って臨みたいと思います。

そんな中で季節の献立も一新します。

「6月の季節のおそばと御飯」1,500円

  • 花巻蕎麦
  • 谷中飯
  • 天盛り

定番ばかり並べました。

花巻蕎麦

焼き海苔と山葵の温かい蕎麦です。大層良い香りの蕎麦です。
作っている本人が一番好きな種物です。焼き海苔は別添えでお出ししますので好きなタイミングで乗せて下さい。

谷中飯(ヤナカメシ)

新生姜を出汁で炊いた混ぜ御飯です。
今年は新生姜も随分早い時期から見掛けていました。少しずつ旬がズレてきているのを実感します。
天には何かしらの佃煮で味を締めようと思います。
因みに撮影時はきゃら蕗です。

天盛り

蕎麦も御飯もあっさりですので、おかずだけは油を使いました。その日の仕込みの食材、4~5品揚げたてでお出しします。苦手な食材があるかもしれませんので、内容はその都度お尋ね下さい。
ミネラルたっぷりの紅塩で召し上がって下さい。

去年との様変わりは、昨今の米の高騰のてんやわんや振りです。
政府も色々と知恵を絞って、生産者と消費者の両方の理解を得るべく動いています。

あのコロナも乗り切ってきたのですから、何年か後には、あの年は大変やったなぁ〜ってなると思います。暫くの辛抱期間中は、蕎麦とうどんで面倒見させて下さい。

えっ! 丼食べるってですか!

まぁ、お顔見られたらどっちでも宜しいわ。

今月もお身体ご自愛なさって、ひと月お付き合い下さい。
どうぞ宜しくお願い致します。

当店駐車場ご利用についてのお知らせ

皆様何時もありがとうございます。

当店駐車場の南隣の解体工事に伴い、後ろが少し狭くなっておりますが利用には差し支えございません。

コーンで車止めになっておりますので、駐車時には後方お気をつけ下さい。

2、3週間の工事予定だと伺っております。

期間中少しご不便お掛けしますがどうぞご了承下さい。

                   5月30日   店主