「月替わりの献立-3月の季節のおそばとご飯-」Monthly menu Mar.2020

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。

例年ですとこの時期のご挨拶は、桃の節句や桜の開花予想といったはんなりとした話になるのですが、今年ばかりは大きく違います。世界中を席巻している”新型コロナウィルス感染”の話でもちきりです。暮らしの中への影響も大なり小なり出て来ています。世間や政府の動向に一喜一憂している今日この頃です。

とはいえ、月は替わります。

「3月の季節のおそばとご飯」1,450円

3月の季節のおそばとご飯

  • 蛤(はまぐり)そば
  • たこ飯
  • 鶏の西京焼、新玉ねぎ添え

です。

○蛤(はまぐり)そば

はまぐりそば

お雛様に因んで貝を使います。蛤のエキスが鰹出汁に混ざると相乗効果で旨さ倍増です。今年は菜の花に蝶々も集まってきました!

○たこ飯

たこめし

去年、良い評判いただいたので今年も再登場です。湯がきダコを出汁で甘辛く炊いてあります。その煮汁ごと混ぜますと丁度桜色にあがります!天には三つ葉で、香りと色もプラスしました。

○鶏の西京焼、新玉ねぎ添え

鶏の西京焼、新玉ねぎ添え

鶏の西京焼、新玉ねぎ添え

 

ただ、作り手の好みを反映させたおかずです。新玉ねぎが好きで、どうしてもあの歯触りと甘さを出したくて新玉ありきで考えました。鶏もも肉を調味味噌にひと晩漬け込み、焼き鳥にしました。しっかり味が染み込んでいますのでそのままで、新玉ねぎにはポン酢を掛けてサラダ仕立てにしました。色はエンドウ豆に任せました。

こんな感じですが、先述しました様に手放しでお出掛けくださいとは云いにくい春先です。春の嵐と共に消え去ってくれることを願うばかりです。甚だ不謹慎かもしれませんが、こんな厄介物が感染拡大するより当店の美味しい味が同じ位の速度で流布してくれることを希望します!

今月も宜しくお願い致しますm(_ _)m

「月替わりの献立-2月の季節のおそばとご飯-」Monthly menu Feb.2020

2月の季節のおそばとごはん(IMG_6606)

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。

1月はあっという間に過ぎました。いつもなら京都底冷えの時期なのに、どうでしょうこの暖かさ!すこし不気味な気がします。この分では今年の節分は鬼も出て来る月を間違えたと思うかもしれませんね。

店頭、花

月替わりの献立も一新です。先月は短い期間しかお出しできず申し訳ありませんでした。今月はめいっぱい努めさせてもらいます。

「2月の季節のおそばとご飯」1,450円
2月の季節のおそばとごはん(IMG_6606)

  • きつねそば
  • 節分豆ご飯
  • ひと口ステーキ

です。

○きつねそば

きつねそば

節分に因んで、稲荷の遣いキツネの好物”油揚げ”のそばです。
今年は”きざみきつね”にしました。
そば屋のメニューの中でも一番オーソドックスな種物ですが鰹出汁と油揚げはホント好相性です。天にたっぷりのおろし生姜です。

○節分豆御飯

 

これも豆まきに因んだご飯です。
炒り大豆の甘皮を外し出汁で炊いた、豆の混ぜ御飯です。
毎年書きますが、4月の”筍ご飯”に次ぐ芳ばしさが身上のご飯です。お家でも是非作ってみて下さい。

○ひと口ステーキ

ひと口ステーキ

ひと口ステーキ

本来ですと、鰯(いわし)の煮付けだと節分メニューでまとまるのですが先述通り、この暖冬で魚が上手く入荷出来ないかもしれませんのでお肉を使います。和牛のなるべく柔らかい部位を炙ってお出しします。
緑は”畑菜の辛子和え”です。

以上です。

ど定番の献立になりましたが、ひと月宜しくお願い致します。
新型ウィルスが世界を席巻しておりますが、皆様もどうぞ、うがい、手洗いに気を付けられて予防につとめていただきたいと
思います。

今月も沢山のご来店、お待ちしておりますm(_ _)m

「月替わりの献立-1月の季節のお蕎麦とご飯-」Monthly menu Jan.2020

月替りメニューMonthly menu
皆様こんにちは、いつもありがとうございます。
年明けてから初めての投稿です。年末年始たくさんのご来店と
晦日蕎麦のご注文誠にありがとうございました。
今年も相変わらずですが、ご贔屓賜ります様に一年宜しくお願い致します。
のれん,花
さて、1月も半ばになってしまいましたが、本日より始めます。
お待たせしました。

「1月の季節のおそばとご飯」1,450円
月替りメニューMonthly menu

  • ねぎま(鮪)そば
  • ちらし寿し
  • 小芋揚げ浸しと鴨ロース
  • 干菓子

です。
明けて初っ端と言う事もあり、喜びや楽しさ、そして美味しい事が重なることを願って小さい三段重にしてみました。今月だけ一品多くて、食後の甘味も重ねてあります。

○ねぎま(鮪)そば

ねぎま(鮪)そば, Negima-soba

 

関西で”ねぎま”と云うと、ねぎと鶏が交互に串に打たれた焼き鳥のことを思い浮かべますが、このそばの”ま”は鮪(まぐろ)の”ま”です。柔らかくなってきた九条ねぎ、鮪の赤身から少しだけ溶け出す脂とが鰹出汁と絶妙に出合うとても上品な種物です。天にあしらったおろし生姜で身体もポカポカになりますよ!

○ちらし寿し

ちらし寿し, Chirashi Sushi_1

 

美味しい合わせ酢を作りました!炊きたての御飯にシラスと一緒に混ぜます。その上から糸に切った錦糸卵を座布団にし、魚介を散らしました。昆布締めであったり、出汁漬けであったりと、どれも一仕事してある魚ばかりです。緑は春の七草の”芹”も参戦です。

○小芋揚げ浸しと鴨ロース

小芋揚浸しと鴨ロース Fried soak “Ko-imo(potatoes)” and duck loin_1小芋揚浸しと鴨ロース Fried soak “Ko-imo(potatoes)” and duck loin_2

小振りの海老芋を揚げ浸しにしてあります。鴨ロースは自慢の出汁入り調味醤油に漬けました。香ばしくて柔らかくて美味です。緑は菜の花の胡麻和えが添えてあります。

○干菓子

干菓子 Japanese Dried Sweets
今回が初登場の甘いもの。紅白の橘を形取った、和三盆の上品なお菓子です。実は、非常に近所の親類のお菓子屋さんに協力してもらいました。初めての”コラボレーション”です(笑)。食後に渋めのお茶、御所望下さい。

こちらの都合で今までお待たせして申し訳ありません。
月末まで二週間もありませんが、どうぞご来店下さい。

今月も営業時間短縮日、連休とありますので追ってご案内させていただきます。
最後までお付き合い宜しくお願いしますm(_ _)m

「月替わりの献立-12月の季節のお蕎麦とご飯-」Dec.2019

「師走になりました!」
皆様こんにちは、何時もありがとうございます。とうとう、最終月になってしまいました。何にしましても、一年の周期がとても短く感じられる様になってきました。

月替わりの献立も大トリです。
師走のメニュー「12月の季節のお蕎麦とご飯」1,450円

  • 牡蠣餡掛け蕎麦
  • 蕪飯
  • 鶏天ぷら霙掛け

です。

○牡蠣餡掛け蕎麦


好き嫌いが最も分かれる種物です。
後者の方には気の毒ですが、季節感と、お客様の要望多しで毎年エントリーです。餡掛けにすることで、貝の身の縮みも抑えられるし最後まで冷めない出汁になります。生姜と芹の青味が脇を固めます。

○蕪飯

初登場の混ぜ御飯です。
先月に続いて使う食材ですが、芳ばしさと甘味が欲しかったので今回は御飯での参加です。千に切った蕪を、油揚げと天かすと一緒に出汁で炊いて煮汁毎ご飯と混ぜ合わせます。青味は茎の部分の小口切りです。

○鶏天ぷら霙掛け

 


塩麹に漬け込んだ鶏の天ぷらです。
天つゆも温めて、アツアツを召し上がっていただきます。天に霙(みぞれ)よろしく大根おろしです。

以上です。

師走とききますと、ホント気忙しくなってきますがお身体、体調の管理や、お車の運転にはお互い余念が無いようにしたいものです。

尚、年末年始の営業時間、並びに「年越し蕎麦」のご案内も近々投稿させていただきますので御覧下さい。

今年も一年間、「季節のおそばと御飯」ご贔屓いただきましてありがとうございました。
来年も新旧とりまぜて、美味しくして参りますのでどうぞお付き合い下さい。
最後まで宜しくお願い致しますm(_ _)m

「月替わりの献立-11月の季節のお蕎麦とご飯-」Nov.2019

11月の季節のお蕎麦とご飯

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
あっという間に冬の月が来てしまいました。

今年は”災害の秋”と呼んでもよいひと月でした。被災された方々には、本当に心からお見舞い申し上げます。今なお、復旧の目途がたっていない地域も沢山あり、同じ日本列島でも
これ程差が出るものなのかと思わされましたし、改めて自然の脅威をつぶさに感じました。
今回は大きな被害は無かった様に思う京都市内ですが今年を機に、大いに防災対策、防災意識を考えさせられました。

あらためまして、11月です。
季節の献立も変わります。

「11月の季節のお蕎麦とご飯」1,450円

11月の季節のお蕎麦とご飯

  • 湯葉けいらんそば
  • 鶏ごぼう飯
  • 小蕪と魚介の酢の物

○湯葉けいらんそば

 

今月、来月と餡掛けが続きますが、皆様案外お好きですのでリクエストにお応えした蕎麦にしました。
”湯葉けいらん”とは生湯葉が入った掻き玉の事でツルツルと喉越しの良いもの同士を餡掛け仕立てにしました。とても温まる種物です。
今回は生姜ではなく、天には山葵でキリッとさせました。

○鶏ごぼう飯

去年に続き今年も登場です。
単に作り手がごぼう好きな理由が一つと、甘辛い味と程良い脂分のコクでどなたでもが好みの味に仕上がるといったところが今一方です。天に置いた三つ葉の色、香りが絶妙な混ぜご飯です。

○小蕪と魚介の酢の物

度々、作り手の好みに付きあわせて申し訳ありません。
塩しただけでも甘い歯ごたえの良い小蕪と酢じめした魚の出合物です。小鯛になったり鯵になったりもう一つは鯖になったりと、しめた青魚は美味しゅうございます。あっ、ちょっと歯触り良くするのにリンゴも一役かっています。

以上です。

今月上旬には”新蕎麦”が入ってくると思います。
その時には又ご連絡致します。
最後までお付き合い下さい。 m(_ _)m