「月替わりの献立-3月の季節のおそばとご飯-」Monthly menu Mar.2021

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
春の陽気な挨拶をさせていただきたいところではございますが、今もまだ大きな厚い雲が覆っており、晴れ間のでる兆しが見えません。
去年の今頃から暗雲を少しずつ意識し始めたように思います。
不便な生活にも慣れてはきましたが、お客様商売をさせていただいている以上やはり活気がほしいところです。
抗う注射もぼちぼちの様ですので期待したいところです。

さて、短い2月も終わり新しい月になりました。
季節の献立も一新します。

 

2021 3月の季節のおそばとご飯」1,450円

  • 蛤そば
  • 鯛飯
  • てっぱい

です。

○蛤そば

お雛さんに因んで蛤を使います。
浅利とは又違った旨味成分が鰹出汁と出合います。
片側に菜花を置いて黄色い蝶が遊びに来ています。

○鯛飯

初登場の御飯です!鮨飯では無くて、塩焼きした鯛の身をほぐしてから出汁で炊いて御飯と混ぜます。
その上から昆布締めの生身を置きました。春らしい綺麗な桜色と一足早い木の芽の香り、見た目も味も満喫して下さい。

○てっぱい

久し振りの出番です。
蛍烏賊、ホタテ、春野菜、九条ネギ、その日で種は変わりますが卵たっぷりの辛子酢味噌を掛けました。
食感も楽しいおかずになっています。

蛇足ですが、この「てっぱい」関東では「ぬた」って呼ぶようでその味噌のドロっとしているところが沼田を思わせます。それが訛って「ぬた」になったと云うのが有力説の様です。
関西で呼ぶ「てっぱい」は「鉄砲和え」が訛った様です。何が鉄砲かと云うと、分葱を茹でるときに中の芯の部分がポンって飛ぶ様を云った様です。
こんな感じです。

今月ははんなりと、桃の節句を意識した献立になっています。
店の裏庭にある鉢植えも何かしら蕾んでいます。
季節の移りと同様、禍も移行していって欲しいものです。
ひと月、又宜しくお願い致しますm(_ _)m

追伸といたしまして、当店隣の駐車場が無くなって2ヶ月ホントご迷惑お掛けしております。
近くにコインパーキングがあれば良いのですが、ちょっと距離が有りますので推奨出来ずにいます。
これからの季節、気温も暖かくなってきますので、ちょっと散歩のつもりでその距離、歩いてお越しいただけますか?
勝手申しますが、近隣に段取りが出来るまでご容赦下さいm(_ _)m

「月替わりの献立-2月の季節のおそばとご飯-」Monthly menu Feb.2021

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
1月は横着して半ば頃からのご挨拶でしたので、もう2月か!って感じです。
云わずとも1.2.3月は速く過ぎますが……。
月が変わったところで世間の情勢が変わる筈も無く、依然厳しい状況が続いていますし、飲食店には”黙食”なんて寂しい響きの、新しい言葉も生まれました。

さて、月替わりの献立も一新します。

 

2021 2月の季節のおそばとご飯」1,450円

  • きつねそば
  • 福豆ごはん
  • 鰯の天ぷら

です。

○きつねそば

今年は甘く炊いた”お揚げさん”を使います。薄焼き玉子のキツネ面も参加します。青味は畑菜、はんぺんの白梅も脇を固めます。

○福豆ごはん

定番の煎り大豆の豆ごはんです。
豆は一度ふやかし、甘皮を外して醤油出汁で炊いてあります。お歳の数入っているか判りませんが、福が授かります様に……。

○鰯の天ぷら

鰯は炊くよりも人気が高い、天ぷらに仕立てました。
海水温の上昇で生態系が崩れてきている昨今。こんなポピュラーな魚も見られなくなるのでしょうか?
鬼に作用せず人間に難が訪れない事を願います。お肉好きの方用に脇に豚ヘレも少し揚げてあります。緑は菜の花でちょっと春です。
熱々の天つゆでどうぞ!

こんな感じです。

前述しました通り飲食店には相当ダメージのキツい政策です。
ですので、当店も遅まきながらタクシー宅配サービスを始めました。
MKタクシーさんが、この緊急事態宣言中は京都市内一律110円で配達されていますので、それに加入しました。
お支払いはPayPayのキャッシュレス決済のみでお願い致します。
まさかタクシーで配達するなんて考えもしなかったですが何事も試してみないと判りませんしね。
お持ち帰りMK宅配ウーバーイーツと選択肢が増えました。
前者2つは電話のみの対応とさせていただきます。
どうぞ今暫くご協力下さい。
底冷えの京都、真骨頂となりそうですのでどうか皆様お身体ご自愛下さいませ。
今月もひと月、宜しくお願い致しますm(_ _)m

「月替わりの献立-1月の季節のおそばとご飯-」Monthly menu Jan.2021

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
明けて初めての投稿です。
年末年始のご来店並びに、テイクアウトの沢山のご注文、誠にありがとうございました。
本年も何卒ご贔屓賜りますよう宜しくお願い致します。

おまたせしました!季節の献立を始めます。
すいません、此方の都合で半月ほどの提供になりましたがお許し下さい。
その分中身をちょっと豪華に考えました。

さて、月替わりの献立も一新しました!

2021 1月の季節のおそばとご飯」1,450円

  • 浅利蕎麦
  • ちらし寿司
  • 茄子揚げ浸しと鴨ロース、紅白なますと数の子

です。
大層評判が良かったので、昨年同様小さなお重に盛りました。

○浅利蕎麦

ちょっと春を先取りして貝蕎麦にしました。
鰹出汁と合わせますと手を加えなくても美味しく変化しますので調理人は楽ちんです(笑)
緑は芹を散らしてあります。

○ちらし寿司

重箱に色が良く映えます。特製寿司酢で炊きたてご飯にシラスとともに合わせてあります。
生魚は一仕事してから盛り付けてあります。

○茄子揚げ浸しと鴨ロース、紅白なますと数の子

ちょっとだけお節の真似事になっています。
サイズの小さい縁起を担いだ献立にしてみました。

○甘味少々

こちらも去年、受けが良かったので甘いもの一つプラスです。
内容はお楽しみと云う事で…(^_-)

新型コロナウィルスの初感染が確認されて丸一年だそうです。
何百年に一度の禍に遭遇するとは思いもよらず我慢を強いられた年でした。
あんなに小さくて、ましてや目になど見えるはずもない敵なのに人間はこれ程迄に脆弱で、打ち勝つ術を作り出すのにこんなに時間を要するなんて、やっぱり生物の中で一番役にたたない生き物だと思いました。
自分達で創った社会基盤の上でしか機能しない不器用さったらありません。
非日常が一年も続き、それが日常となりつつありますがこんな投稿が出来るのも幸せな方だと思います。

此処、京都も緊急事態宣言が出されましたので、この先どうなるか分かりません。
営業形態で又、迷惑お掛けするかもしれませんが、どうかご協力下さい。

年頭初っ端の挨拶が不透明な物で申し訳ありませんが、どうか又一年宜しくお願い致します。m(_ _)m

もう一つ、今月19・20・21日と連休させていただきます事もお知らせ致します。

「月替わりの献立-12月の季節のおそばとご飯-」Monthly menu Dec.2020

季節のお蕎麦とご飯(202012)

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
とうとう最終月となりました。
毎年の事ですが、年の瀬を向かえますと一年がとても早かったと感じます。
今年は例年にも増してです。
春から怖いウィルスとの戦いを余儀なくされて、社会生活も一変してしまいました。100年に一度の禍を経験出来たと、全てが終息して笑って話せる日が早く
訪れて欲しいものです。
年明けと共にきれいさっぱり、消え去りそうも無さそうなのでワクチンが完成するまでの間、今一度感染予防の徹底を心掛けなくてはなりませんね。

さて、月替わりの献立も一新しました!

「12月の季節のおそばとご飯」1,450円

季節のお蕎麦とご飯(202012)

  • 牡蠣あんかけそば
  • 大根飯
  • 蕪・サーモンの酢の物

です。

○牡蠣あんかけそば



好き嫌いの分かれる食材ですが大層人気の種物ですので
毎年この時季の登場です!何と云いましても貝エキスが出ますので、出汁の味がより一層
海の香りに近づきます。
餡仕立てにしますと、貝の身が縮まらずにぷっくり仕上がります。
緑は”芹”の参加と天にはおろし生姜で完全武装です。
あったまりますよぉ~!

○大根飯



甘くなってきた青首大根を使った混ぜ御飯です。
油揚げと天かすとで一緒に炊いて、コクも出してあります。
牡蠣そばには好相性だと思います。
天の緑は大根葉を微塵で置きました。

○蕪・サーモンの酢の物


塩しただけで甘さ際立つ小蕪を使います。
脂ののったノルウェーサーモンの漬けと共に酢の物に仕立てました。
紅白の色にイクラの醤油漬けも応援です。

自分で云うのもなんですが、割にまとまった献立だと思います。牡蠣がお好きな方は単品でも承りますので、お申し付け下さい。例年通りですが末、23日位までの提供を予定しておりますのでご了承下さい。

年末年始のご案内は追ってホームページ及びSNSで発信致します。どうぞ今年も最後までお付き合い下さいm(_ _)m

「月替わりの献立-11月の季節のおそばとご飯-」Monthly menu Nov.2020

「11月の季節のおそばとご飯」(2020年)

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
もう、月変わりのお知らせです!
後2ヶ月で今年も終わってしまいます。春からの厄介な禍のおかげでとても早く過ぎた感じがします。
そんな事はよそに、紅葉も始まっていますし街路樹の銀杏も色を付けています。
寒い冬の予報が出ている様なので、流感と重なって酷い状態にならなければ良いんですけど。

さて、月替わりの献立も一新します。

店頭風景1

「11月の季節のおそばとご飯」1,450円

「11月の季節のおそばとご飯」(2020年)

  • 木の子雲吞麺
  • 鶏ごぼう飯
  • 菊菜白和え

です。

○木の子雲吞麺

木の子雲吞麺1

木の子雲吞麺2

木の子雲吞麺3

木の子雲吞麺4

ワンタン麺です。中国表記にしてみました。
初めて採用した種物です。木の子の香りを閉じ込めたくてワンタンの皮で包んでみました。
色んな木の子を細かくしてから炒め、挽肉、春雨と合わせ餡を作りました。
チュルンとした食感の中から、ほんのり木の子の香りです。
緑はシャキシャキの水菜をアクセントにしました。

○鶏ごぼう飯

鶏ごぼう飯1

鶏ごぼう飯2

 

去年からお目見えの献立です。穂先ごぼうを使って柔らかく仕上げました。
鶏の脂とごぼうの香り、安易に想像出来る味ですが、鰹出汁で炊いてありますので魚のコクもプラスです。色に暖色の人参も参加しています。

○菊菜白和え

菊菜白和え1

菊菜白和え2

この時季の旬野菜です。お鍋の具材が専らでしょうが、あの香りが欲しかったので、湯がいて豆腐と共に和えてみました。
焼き油揚げの香ばしさと、干し柿の甘さも参戦しています。
秋らしいおかずになりました。

以上です。暑い時期と違って献立を考えるのも楽しいです!
前回も書きましたが、これからどんどん食材が美味しくなってきます。

店頭風景2

新米、新蕎麦、これからが真骨頂です!
食欲の秋って、本当に良く云えてますね。
これで、手放しで出掛けられる世の中になれば万々歳でしょうけどまだ暫くは辛抱を強いられそうです。

そして、昼夜の寒暖差でも体調崩されませんように、お身体ご自愛下さい。

又ひと月宜しくお願い致しますm(_ _)m