「月替わりの献立-11月の季節のおそばとご飯-」Monthly menu Nov.2021

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
もう月の替わり目のご挨拶をしなければなりません。(^-^;

緊急事態宣言も明けて、少しずつ日常が戻りつつある様に感じます。
とは言いましても、お顔の表情を直ぐに読みとれる程の常にはまだ遠そうです。
さて11月です。月替わりの献立も仕様が変わります。

2021 11月の季節のおそばとご飯」1,450円

  • 花巻蕎麦
  • 豚肉と木の子の天丼
  • さつま芋の変わり白和え

です。

○花巻蕎麦

この名前も以前よりは随分と浸透した様に思います。
かけそばに焼き海苔と山葵を乗せただけの、いたってシンプルながらとても香りの良い蕎麦です。
店主の好みで、一年の内何処かで使いたい種物なんです。
海苔を磯の波の花に見立てた名前の由来が有力ですが
ネーミングも洒落てますね。
蓋付きの器で供される場合もあります。

○豚肉と木の子の天丼

お蕎麦があっさりですので、ご飯物は油を使いました。
秋の木の子と豚ヘレ肉を揚げた天丼です。
多分初お目見えだと思います。
アッツ、アツをどうぞ。

○さつま芋の変わり白和え

旬のさつま芋。蒸して豆腐と白和えにしました。
変わりと記しましたのは少し酸味をプラスするのに
ヨーグルトと粒マスタードを使った事です。
ちょっと白ワインに合いそうな味に仕上がりました。天にディルの葉の香りです。

こんな感じです。
去年と違って、今年は紅葉の人出も期待出来そうですが
反面まだまだ恐い思いもあります。
なかなか経済との両立は容易くないなと思った一年でした。

さぁ、蕎麦も新蕎麦になりました️米も新米で炊いてます
美味しい秋はいっぱいありますよ。
まぁ、調理してる男はめっぽう古くなってきてますが
そこはご辛抱いただいて、今月もひと月宜しくお願い致しますm(_

「月替わりの献立-10月の季節のおそばとご飯-」Monthly menu Oct.2021

10月の季節のおそばとご飯1450円

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
暑さ寒さも彼岸まで……。言い得て妙なこの表現も少し変わってきている感はありますが、朝晩は随分過ごし易くなりました。
天候に大きく左右されますが、旬の食材で季節を伝えるのも難しくなってきました。

さあ、秋の入り口です!月が変わります。季節の献立も新しくなります。

 

2021 10月の季節のおそばとご飯」1,450円

10月の季節のおそばとご飯1450円

  • 秋鮭のかき玉蕎麦
  • 栗ご飯
  • 柿なます

です。

○秋鮭のかき玉蕎麦

所謂、鮭入り「けいらんそば」です。
秋鮭そのままでは淡白ですので味噌で甘辛く炊いて味付けしました。
鮭のほぐれ身が餡掛けと良く絡みます。
こう見えてお初提供の種物です。

○栗ご飯
10月のど定番ご飯です。
ゴロゴロ栗じゃなくてパラパラ栗の出汁混ぜご飯です。
オノマトペが過ぎますね。
天に新銀杏です。

○柿なます

こちらも大定番のおかずです。
未だ固いうちの柿を使ったなます。シャキシャキの歯触りと口中に広がる柑橘の香りが秀逸です。

まあ、昨年とほぼ変わらない内様ですが、餡掛けの登場等は秋めいて来てますね。
お客様のリクエストの多い種物や、食材ばかりです。
その食材がこれからは美味しくなる季節です。
早く厄介な敵の攻撃が収束して、口を覆わずに食したいものです。

この献立でひと月宜しくお願い致します。m(_ _)m

「月替わりの献立-9月の季節のおそばとご飯-」Monthly menu Sep.2021

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
ぼちぼちと、秋刀魚の姿を魚屋さんで見掛ける時節になりましたが依然として熱中症を心配する暑さと、感染拡大が止まらない厄介な代物との攻防が続いています。当店も酒類の提供を停止していますので、何かこう、片方の靴を履かずに歩いている様な、又ボタンを掛け違えたシャツを着ている様な完全体ではない形態が歯痒いです。

さて、9月の段取りです。月替わりの献立も変わります。

 

2021 9月の季節のおそばとご飯」1,450円

  • 天松蕎麦
  • 菊花飯
  • 茄子と蒸し豚肉の胡桃だれ掛け

です。

○天松蕎麦

通年ですと鶏肉と松茸の種物ですが、今年はちょっと趣向を変えて松茸の天ぷらでいこうと思います。
他の野菜や魚の天種は、その日の仕込みで変わりますのでお楽しみに!
汁蕎麦と天ぷらは別盛りでお出ししますのでお好きな様に召し上がって下さい。
汁蕎麦の緑は青柚一片です。

○菊花飯

9月の重陽の節句に因んで、食用菊を使った混ぜ御飯です。
黄色一色だけでは物足りないので小豆の赤色に助けてもらっています。

○茄子と蒸し豚肉の胡桃だれ掛け

見た目より割に濃いおかずです。
秋茄子を翡翠に色良く留めて、豚肉と一緒に胡桃ペーストを掛けてあります。
下はさっぱりポン酢味で、上は濃厚な木の実ソースです。天の赤はクコの実です。

こんな感じです。

調理場に松茸や柚子が登場しますと途端に秋の様相になりますし、今までさんざん夏の魚として、又祭魚として扱ってきた鱧も松茸と云うパートナーを迎えますと、鍋料理や土瓶蒸し等に化けていきます。
同じ食材でも季節の相方が変わる事で違う味になるのが面白いものです。

ちょっと個人的な談ですが、8月の終わりには仁鶴さんもお亡くなりになって落語好きとしましては寂しい想いもしております。
月が変わって一つでも明るい話題が出てくると良いなぁって思う今日この頃です。
お客様もどうぞ体調管理に留意されて秋をお迎え下さい。
今月も最後まで宜しくお願い致します。

「月替わりの献立-8月の季節のおそばとご飯-」Monthly menu Aug.2021

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
早朝から大音量の蝉時雨が、目覚ましの代わりになる正に盛夏到来です!
バカ店主一番苦手な季節です。
世の中の情勢は相変わらずで、もはや意味の無い感染対策を講じてはいますが、此方の成果は今ひとつの様で、またしても時短と、酒類の提供禁止命令が発令
されました( ヤレヤレʅ(◞‿◟)ʃ )
暑さはそのうち良い気候に移りますが、いまひとつの方も準じて行って欲しいものです。

さて、葉月です。季節の献立も新しくなります。

 

2021 8月の季節のおそばとご飯」1,450円

  • 夏野菜と鶏笹身の冷そば
  • トウモロコシ御飯
  • 鱧と賀茂茄子の炊き合わせ

です。

○夏野菜と鶏笹身の冷そば

去年の夏も提供しました、山形県の郷土料理「ダシ」を真似て蕎麦の種にしました。微塵に切った胡瓜、茄子、大葉、茗荷を「がごめ昆布」 と一緒に麺出汁に浸けてあります。 シャリシャリと歯に心地好い食感です。身体を冷やす野菜が沢山入ってますのでスゥ〜っと汗引きますよ。鶏笹身の胡麻ポン酢和えと一緒に混ぜて召し上がって下さい。

○トウモロコシ御飯

此方も毎年恒例の人気御飯です。焦げ目を付けて出汁で炊いたトウモロコシを使った混ぜご飯です。バター一片添えておきますので途中で入れてコーンバター御飯にして食べてみて下さい。ちょっとコクがプラスされますよ。

○ 鱧と賀茂茄子の炊き合わせ

真面目な炊き合わせ作ってみました。旬の賀茂茄子と焼鱧のコンビです。茄子は揚げ浸しにしてキンキンに冷えています。焼鱧は注文を受けてから再度蒸しあげてアツアツで。利休麩と赤蒟蒻で色も寄せました。季節の鉢に仕上がっていると思います。

以上です。
前述しました様に、冷えたビールが一番恋しいこの時期にこの発令です(>_<)
正直本当に辛いです。
大勢さんのご来店で密になるのも怖いし、かと言ってお見えいただかないと困るしで、この板挟みには慣れたくありませんが、今回もこれが最後と思ってお上のお達しに従います。何度目の足かせか忘れる程ですが、今一度辛抱して下さい。

時短の要請もありますので、営業時間変更等はHPで随時お知らせさせていただきます。

生命に関わる程の酷暑です!暑さ対策万全でお越し下さい。
店内もエアコン効かせてお迎え致します。
今月も宜しくお願い致しますm(_ _)m

「月替わりの献立-7月の季節のおそばとご飯-」Monthly menu July.2021

皆様こんにちは、何時もありがとうございます。
梅雨真っ只中での月変わりです。京都は祭り月でもありますが、昨年同様人の集まる主だった行事は中止となっています。
疫病退散の願掛けも未だ効力を発揮していません。
今季は入梅も早かったので、早く過ぎ去ると云う訳でも無さそうで、やはり祇園祭の辺りが梅雨明けと相場が決まってそうです。

と言う訳で月替わりの献立も一新します。

 

2021 7月の季節のおそばとご飯」1,450円

7月お弁当

  • 鬼おろしそば
  • 枝豆ごはん
  • 冷しトマト

です。今回はごはん以外初お目見えのメニューにしてみました。

○鬼おろしそば

鬼おろし(粗くおろした)ののった冷しぶっかけです。
それだけですと、ちょっとアッサリし過ぎますので揚げ茄子、ピーマン、豚バラの味噌炒めで甘辛さを補ってみました。
ザクザクと歯触りが楽しい食感です。せっかくですから出来るだけ辛い大根に当たれば良いですね。

○枝豆ごはん

これも7月の定番となりましたが。湯がいた枝豆の混ぜご飯です。
ちょうど今、早稲の茶豆が出回っていますので芳ばしさが食欲をそそります。入荷出来るだけ使っていきたいと思います。

○冷しトマト

安心して下さい。生のトマトを冷たくしただけのおかずではありません。
おでん種だと思って下さい。皮を剥いてしばらく出汁で炊いてあります。そのまま冷まして冷蔵庫で一晩。十分出汁の味がしみています。
箸通り良く召しがれますよ。青瓜の浅漬けと柑橘ジュレをあしらってトマトの天には青柚子をおろしました。
とても冷たいおかずです。

今回は冷たさを重視して、スーッと汗ひく献立を考えてみました。
梅雨が明けますといっぺんに夏になりますし、食欲も落ちてきますしね。
少しでも口当たり良く食べていただきたいです。

祭り月の京都。お祭りの魚”鱧”も中旬頃から「鱧丼」で登場予定です。
此方もご贔屓下さい。

日中30度を超える日も多くなってきていますので、くれぐれも熱中症には気をつけてお出掛け下さい。
今月も宜しくお願い致しますm(_ _)m